そこ,に生きることで人は,次のいとしさとやさしさをも得ることができる。なぜか? ワイヤードという,いつもつながりのあるただ中,だから。
イー・インク社のディスプレイは,厚さ0.3ミリで,液晶ディスプレイの1/10の厚さとなる。また,壊れにくい。超低消費電力でもある。あと6年ほどで実用的になると思われ,現行の液晶ディスプレイを「過去のもの」にしそうな新製品だ。
紙,のようなディスプレイ。たとえばわずかな操作ボタンを付けたこの紙ディスプレイを購入して,それにネットワーク経由で毎日情報が送信されてくる,というのはどうだろう。バックナンバーも呼び出せるようにすれば,紙の雑誌,新聞はいらなくなる。1枚でなんページもの情報も表示できる。かばんに入れられるサイズであれば,通勤通学途中でも手軽にみることができ,毎朝キヨスクや本屋に寄る必要もない。そういう使い方もあり得る。
円形の3DディスプレイをCNET Japanの記事が伝えているが,これにはさほど魅かれない。「閉じている」ディスプレイというのはもう要らない。必要なのは,ネットワークに「開いている」ディスプレイだ。イー・インクの紙ディスプレイを部屋の壁全面に張り巡らし,その中に暮らす生活を思い描く。360度に広がる空間は,未来とも過去とも,ミクロともマクロともつながっている。そして,あなたとも。ネットワークに入ることができる一手段として,イー・インクのディスプレイは魅惑的だ。(tnx > あるのさん)
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